舌側矯正(リンガル矯正)
- 他人から気づかれずに治療を行うことが出来る。
- 裏側から装置を付けるため、歯の表側のエナメル質へのダメージがない。
- 装置の構造上、出っ歯を効率的に治療しやすい。
- 特別な装置と技術が必要になるため、治療費が高額になる。
- 舌側矯正ができる歯科医院がまだ少ないため、進学や引っ越しなどで転院する際には引継ぎが困難。
- 歯の裏側全体を覆うデザインのため、むし歯になりにくい。※開発者が2010年に発表した論文(EuropianJournalofOralScience)より
- 装置が非常に薄く作られているため、口腔内での違和感が少ない。
- 金合金で作られているためにアレルギーのリスクが低い。
- 歯とブラケットの隙間がほとんど無く、ブラケットが外れにくいため、他の舌側矯正器具に比べて治療期間が約10~15%短い。
- Q誰でも舌側矯正で治療できるのですか?
- Aほとんどの方は舌側矯正で治療できますが、まれに舌側矯正による治療が適さないケースもあります。 あなたの治療にどのシステムが最適かは先生にご相談ください。
- Q舌側矯正の治療費は高いですか?
- A外側につける装置よりも高いです。舌側矯正での治療には特別な装置と技術が必要だからです。
- Q舌側矯正で治療すると、外側につける装置より治療期間が長くかかりますか?
- Aいいえ、治療期間は外側につける装置と同じです。症状によっては舌側矯正のほうが早く治ることさえあります。
- Q舌側矯正は外側につける装置よりも違和感が大きいですか?
- A最初の違和感は外側につける装置と同じです。違いは舌側矯正は舌に当たり、外側につける装置は頬と唇に当たるということです。普通は1週間から2週間で慣れてしまいます。
- Q舌側矯正だと話しにくくなりますか?
- Aほかの矯正装置でも最初は話しにくくなります。話しにくくなる程度は患者さんの歯並びの状態や舌の位置によって違います。でも、ほとんどの患者さんにとってそれは一時的なものです。
歯の裏側に装置をつける、目立たない矯正治療
ブラケット装置を使った矯正治療の中でも、より他人に気づかれにくい治療法が、歯の裏側(舌側)に装置を付ける舌側矯正(リンガル矯正とも言います)です。接客業の方、営業の方など、どうしても装置が見えるのが嫌だ、という方におススメしております。
舌側矯正のメリット
舌側矯正のデメリット
裏側からの矯正治療を検討されている患者さんから、よく、「裏側からだと治療期間が長くなると聞いたんですが」「裏側からの矯正は出来ない場合もあると聞きました」などといったご質問をいただきます。
基本的には、ほどんどのケースで裏側からの矯正が可能ですし、それによって治療期間が長くなるといったことはございません。むしろ、裏側からの治療の方が治療期間が短くて済む場合もあります。
しかしながら、裏側と表側では歯を動かすときに引っ張る力の方向に若干の違いが出るため、ガミースマイルなど、歯を真上に持ち上げなければいけないようなケースでは適用できない場合もあります。
症例によって最適な治療法が異なりますので、まずは担当の矯正医にご相談ください。
当院で扱っている装置
カスタムメイドリンガルブラケット矯正装置(インコグニト:incognito)
舌側矯正についてよくある質問
※矯正歯科医療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。