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歯並びと歯周病は関係ありますか?矯正治療と歯周病や口臭について解説します (2026年3月17日)

 

 

歯並びと歯周病は関係ある?矯正治療で歯周病や口臭は予防できるのか

 

 

こんにちは。

茨城県石岡市、小美玉市、かすみがうら市、笠間市、土浦市からも通っていただいている矯正歯科、石岡みらい矯正歯科・院長の丸岡です。

歯並びが気になって矯正治療を検討している方から、よく次のような質問をいただきます。

「歯並びが悪いと歯周病になりやすいのでしょうか?」

「矯正治療をすると歯周病の予防になりますか?」

「口臭も改善するのでしょうか?」

歯並びと歯周病は、見た目の問題とは別に、口の健康にも関係する可能性があるテーマです。

今回は、歯並びと歯周病の関係、そして矯正治療を始める前に知っておいていただきたいポイントについてまとめましたので、お伝えさせていただきます。ご参考にしていただけますと幸いです。

 

 

はじめに:結論

 

 

歯並びが悪いこと自体が必ず歯周病を引き起こすわけではありません。

しかし、歯が重なっている、磨きにくい位置にあるといった状態はプラークがたまりやすく、歯周病や口臭のリスクを高める可能性があります。矯正治療によって歯並びが整うことで清掃性が改善し、結果として歯周病の予防につながることが期待されます。ただし、矯正治療を始める前には歯周病の検査と基本治療を行うことが重要です。

 

 

歯並びと歯周病の関係

 

 

歯周病は、歯と歯ぐきの境目に細菌が増えることで炎症が起こり、歯を支える骨が失われていく病気です。成人の歯を失う原因として最も多い疾患の一つとされています。

歯並びが悪い場合、歯と歯が重なっていたり、歯がねじれていたりすることで歯ブラシが届きにくい場所が増えることがあります。すると汚れ(プラーク、歯垢)がたまりやすくなり、歯ぐきの炎症(歯肉炎)が起こりやすくなります。この歯肉炎の状態が長く続くと、歯周病へ進行する可能性があります。

過去の調査研究では、歯並び・不正咬合と歯周病の関連について一定の関連性が示唆されています。例えば、歯列不正のある患者では歯周組織の炎症や歯肉退縮が多く見られる傾向が報告されています。

一方で、すべての研究で明確な因果関係が示されているわけではなく、歯並びだけで歯周病が決まるわけではありません。歯磨き習慣、喫煙、体質、生活習慣など多くの要因が関係しています。

つまり悪い歯並びは歯周病の唯一の原因ではありませんが、リスクを高める要因の一つになり得ると考えられています。

 

歯並びと歯の健康には関連があるとされています

 

 

歯並びと口臭の関係

 

 

歯並びが悪いと口臭が気になるという方も少なくありません。口臭の原因の多くは、口の中の細菌がタンパク質を分解することで発生する揮発性硫黄化合物と呼ばれる物質です。

歯が重なっている部分は歯ブラシやフロスが届きにくく、細菌のかたまりであるプラークが残りやすくなります。その結果、歯肉炎や歯周病が起こると口臭の原因になることがあります。

歯並びが整うことで歯ブラシが届きやすくなり、プラークコントロールがしやすくなるため、結果として口臭の改善につながることがあります。ただし口臭の原因は舌苔や唾液量、全身状態など様々な要因が関係するため、矯正治療だけで必ず改善するとは言い切れない点には注意が必要です。

 

 

矯正治療で歯周病は予防できるのか

 

矯正治療によって歯並びが整うと、歯磨きがしやすくなることが多く、長期的には歯周組織の健康に良い影響を与える可能性があります。歯が整列すると清掃性が向上し、咬合バランスが改善することで歯周組織への負担が減ると考えられています。

ただし矯正装置がついている期間は、逆にプラークがたまりやすくなることも知られています。ワイヤー矯正では装置の周囲に細菌が付着しやすく、歯ぐきが腫れやすい状態になることがあります。

そのため矯正治療中は、通常よりも丁寧な歯磨きと定期的なクリーニングが大切になります。矯正治療と歯周管理をしっかり行うことで、歯並びと歯ぐきの両方を健康に保つことができます。

 

 

矯正治療の前に歯周病の検査をおすすめする理由

 

 

大人の方が本格矯正矯正治療を行う場合、歯周病の状態を確認することがとても重要です。

歯周病が進行している状態で歯を動かすと、歯を支える骨がさらに減ってしまう可能性があります。そのため、矯正治療を始める前には歯周ポケットの検査やレントゲン検査を行い、歯周組織の状態を確認します。

もし歯周病や歯肉炎が見つかった場合には、まず歯石除去やブラッシング指導といった基本歯周治療を行い、炎症を落ち着かせてから矯正治療を始めるのがお勧めです。

近年は歯周病治療と矯正治療を組み合わせたアプローチも多く報告されており、適切な管理のもとであれば歯周病患者に対しても矯正治療が可能とされています。

成人矯正では、歯並びだけでなく歯ぐきや骨の健康も含めて総合的に評価することが大切です。

 

↑ 矯正治療前に歯周病のケアは一度、行っておきましょう

 

 

Q&A

 

Q.歯周病があっても矯正治療はできますか

A.軽度から中等度の歯周病であれば、歯周治療を行って炎症が落ち着いた状態で矯正治療を行うことが可能な場合があります。ただし骨吸収が大きい場合には慎重な判断が必要です。

 

Q.矯正治療で歯周病が治ることはありますか

A.矯正治療そのものが歯周病を治す治療ではありません。ただし歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、長期的な歯周病管理がしやすくなる可能性があります。

 

Q.矯正治療中に歯ぐきが腫れることはありますか

A.矯正装置の周囲にプラークが残ると歯肉炎が起こることがあります。ブラッシング指導や定期的なクリーニングによって多くの場合は改善します。

 

 

まとめ

 

 

歯並びと歯周病には一定の関連があると考えられています。歯が重なっている状態では歯磨きが難しくなり、プラークがたまりやすくなるため、歯肉炎や歯周病のリスクが高くなる可能性があります。

矯正治療によって歯並びが整うと清掃性が改善し、結果として歯周病の予防につながることが期待できます。ただし矯正治療を始める前には歯周病の検査を行い、必要であれば歯周治療を先に行うことが重要です。

成人の矯正治療では、見た目の改善だけでなく、将来の歯の健康を守るという視点も大切です。歯並びや歯ぐきの状態が気になる方は、矯正歯科で一度相談してみるとよいと思います。

 

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石岡みらい矯正歯科 院長:丸岡亮(歯学博士・東京科学大学)

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