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忙しい社会人でも始められる理由とメリットを解説
こんにちは。茨城県石岡市、小美玉市、かすみがうら市、笠間市、土浦市からも通っていただいている矯正歯科、石岡みらい矯正歯科・院長の丸岡です。
日常診療で、歯並びを気にしている20代の社会人・学生さんからのご相談をいただき機会も多くあります。この時期は仕事も大変だったり、人生の分岐点であったりとやるべきこと、悩んでいることも多いなといつも感じています。歯並びの治療も考えたいけど、気になることも多いと思います。今回は、このような20代の方をターゲットに、日々の臨床で感じている患者さんの悩みとそれに対する考え、見解をまとめてみました。ご参考にしていただけますと幸いです。
はじめに:結論
20代からの矯正治療は決して遅くありません。むしろ今は大人の矯正が増えており、見た目だけでなく健康面や将来の歯の寿命にも大きなメリットがあります。忙しい時期だからこそ、無理のない形で始めることが大切です。
20代は忙しい時期。それでも歯並びが気になるあなたへ
20代は仕事や人間関係、ライフスタイルの変化が大きい時期です。毎日忙しく過ごしている中で、自分のことは後回しになりがちです。歯並びが気になっていても、今はそんな余裕がない、落ち着いたら考えよう、と感じている方も多いのではないでしょうか。
ただ、そのように悩んでいる時点で、すでに一歩踏み出しています。歯並びに関心を持つこと自体が、とても前向きな行動かなと思います。

20代で矯正を躊躇してしまう理由
日々、患者さんからのご相談を聞いていて、20代の方が矯正治療をためらう理由がいくつかあると思います。以下は私の見解です。
まず大きいのは時間と見た目です。仕事の都合で通院できるか不安、装置が目立つのではないかという心配があります。
次に費用です。矯正治療は決して安いものではなく、将来への投資とわかっていても決断に迷いが生じます。
また、今から始めても遅いのではないか、という不安もあります。日本では長く矯正は子どものうちに行うものという認識が強かったためです。
一方で、興味自体は非常に高く、20代の男女の多くが矯正治療に関心を持っているという報告もあります。
つまり、迷っているのはあなただけではありません。多くの方が同じように悩みながら、一歩踏み出すタイミングを探しているのではないでしょうか。
*目立ちにくい矯正装置については、過去の記事もご参照ください
20代からの矯正は遅いのか
結論として、20代からの矯正は全く遅くありません。医学的には、歯は歯槽骨の中で支えられており、骨の代謝がある限り年齢に関係なく動かすことが可能と考えられています。
日本でも成人矯正は増加しており、ここ10年で約1.7倍に増えたというデータがあります。国内の臨床統計では、学童期の患者が最も多い一方で、20代以上の患者も一定数存在し、特に女性では20代の受診が多い傾向が報告されています。当院でも、治療開始年齢としては学童期を抜いて、20代の方の患者さんが最も多くなっています。
20代から矯正治療を始めることは、決して特別なことではなく、むしろ一般的な流れの一つです。
見た目以外にもある矯正治療のメリット
矯正治療というと見た目の改善が注目されがちですが、それだけではありません。
一般的には、歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが下がります。(データによっては否定的な研究報告もありますが、現時点ではこのような考えが受け入れられています)また、咬み合わせが改善することで、咀嚼効率や発音の改善につながることも報告されています。
さらに、歯並びと心理的な要因の関連も指摘されており、見た目の改善によって自信が向上するケースも多くあります。
つまり矯正治療は、美容だけでなく機能と健康の両方に関わる医療と考えられています。
忙しい20代でも続けられる通院の工夫
忙しい社会人にとって、矯正治療を続けられるかどうかはとても大切なポイントです。結論から言うと、現在の矯正治療は、忙しい方でも続けやすい仕組みが整ってきています。
まず通院頻度ですが、多くの場合は月に1回程度です。ワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも、毎週通う必要はありません。仕事の合間に無理なく通えるペースで進めることが可能です。
さらに最近は、通院回数そのものを減らす工夫も進んでいます。マウスピース矯正では、あらかじめ複数枚の装置をお渡しし、ご自宅で段階的に交換していただく方法が一般的です。そのため、遠方で通院が難しい方で、装置の装着状況が良い方の場合は、2ヶ月に1回程度の来院でも治療を進められるケースがあります。
また、予約の取り方も重要です。
例えば、平日の夕方に固定の時間を確保する、次回予約を必ずその場で取るといった習慣をつけることで、通院が生活の一部として定着しやすくなります。忙しい方ほど、スケジュールに組み込んでしまうことが継続のポイントかなと思います。
そして意外と大切なのが、完璧を目指しすぎないことです。忙しい時期には、通院の間隔が少し空いてしまうことや、セルフケアが十分にできない日もあるかもしれません。それでも継続していくことが何より重要です。
無理のないペースで、生活に合わせながら続けていくことが重要になります。
仕事やライフスタイルを理由に諦めてしまうのではなく、どうすれば続けられるかを一緒に考えていきたいと思っています。
よくある質問
Q:20代でも歯はちゃんと動きますか?
歯周組織が健康であれば、年齢に関係なく歯は動きます。治療期間は小中学生に比べて、少し長くなることがありますが、症状や通院の頻度、治療への協力度の方が期間に影響を与えると思います。
Q:仕事をしながらでも通えますか?
多くの場合、月1回程度の通院で進められます。予約時間の工夫で十分対応可能です。
Q:痛みはどのくらいありますか?
装置装着直後や調整後に数日程度の違和感や痛みが出ることがありますが、多くは日常生活に支障のない範囲ですが、痛みの感じ方は個人差が大きいと思います。詳しくは、過去の記事もご参照ください。
最後に:当院からの提言
・20代からの矯正治療は決して遅くありません。むしろ現在は大人の矯正が増えており、一般的な選択肢になっています。
・見た目の改善だけでなく、虫歯や歯周病の予防、咬み合わせの改善といったメリットもあります。
・忙しい時期だからこそ、自分に合った方法で無理なく始めることが重要です。気になっている段階で、一度相談してみることをおすすめします。
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当院では石岡市をはじめ、土浦市・水戸市・つくば市・小美玉市・かすみがうら市・鉾田市・笠間市など、茨城県内のさまざまな地域から患者さまにご来院いただいております。日本矯正歯科学会認定医と日本専門医機構矯正歯科専門医が在籍しています。
電車・お車ともにアクセスしやすく、県内広域からのご相談も歓迎しております。
石岡みらい矯正歯科 院長:丸岡亮(歯学博士)
茨城県石岡市国府4-5-4
TEL:0299-24-4118
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