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歯並びと歯周病は関係ありますか?矯正治療と歯周病や口臭について解説します

 

 

歯並びと歯周病は関係ある?矯正治療で歯周病や口臭は予防できるのか

 

 

こんにちは。

茨城県石岡市、小美玉市、かすみがうら市、笠間市、土浦市からも通っていただいている矯正歯科、石岡みらい矯正歯科・院長の丸岡です。

歯並びが気になって矯正治療を検討している方から、よく次のような質問をいただきます。

「歯並びが悪いと歯周病になりやすいのでしょうか?」

「矯正治療をすると歯周病の予防になりますか?」

「口臭も改善するのでしょうか?」

歯並びと歯周病は、見た目の問題とは別に、口の健康にも関係する可能性があるテーマです。

今回は、歯並びと歯周病の関係、そして矯正治療を始める前に知っておいていただきたいポイントについてまとめましたので、お伝えさせていただきます。ご参考にしていただけますと幸いです。

 

 

はじめに:結論

 

 

歯並びが悪いこと自体が必ず歯周病を引き起こすわけではありません。

しかし、歯が重なっている、磨きにくい位置にあるといった状態はプラークがたまりやすく、歯周病や口臭のリスクを高める可能性があります。矯正治療によって歯並びが整うことで清掃性が改善し、結果として歯周病の予防につながることが期待されます。ただし、矯正治療を始める前には歯周病の検査と基本治療を行うことが重要です。

 

 

歯並びと歯周病の関係

 

 

歯周病は、歯と歯ぐきの境目に細菌が増えることで炎症が起こり、歯を支える骨が失われていく病気です。成人の歯を失う原因として最も多い疾患の一つとされています。

歯並びが悪い場合、歯と歯が重なっていたり、歯がねじれていたりすることで歯ブラシが届きにくい場所が増えることがあります。すると汚れ(プラーク、歯垢)がたまりやすくなり、歯ぐきの炎症(歯肉炎)が起こりやすくなります。この歯肉炎の状態が長く続くと、歯周病へ進行する可能性があります。

過去の調査研究では、歯並び・不正咬合と歯周病の関連について一定の関連性が示唆されています。例えば、歯列不正のある患者では歯周組織の炎症や歯肉退縮が多く見られる傾向が報告されています。

一方で、すべての研究で明確な因果関係が示されているわけではなく、歯並びだけで歯周病が決まるわけではありません。歯磨き習慣、喫煙、体質、生活習慣など多くの要因が関係しています。

つまり悪い歯並びは歯周病の唯一の原因ではありませんが、リスクを高める要因の一つになり得ると考えられています。

 

歯並びと歯の健康には関連があるとされています

 

 

歯並びと口臭の関係

 

 

歯並びが悪いと口臭が気になるという方も少なくありません。口臭の原因の多くは、口の中の細菌がタンパク質を分解することで発生する揮発性硫黄化合物と呼ばれる物質です。

歯が重なっている部分は歯ブラシやフロスが届きにくく、細菌のかたまりであるプラークが残りやすくなります。その結果、歯肉炎や歯周病が起こると口臭の原因になることがあります。

歯並びが整うことで歯ブラシが届きやすくなり、プラークコントロールがしやすくなるため、結果として口臭の改善につながることがあります。ただし口臭の原因は舌苔や唾液量、全身状態など様々な要因が関係するため、矯正治療だけで必ず改善するとは言い切れない点には注意が必要です。

 

 

矯正治療で歯周病は予防できるのか

 

矯正治療によって歯並びが整うと、歯磨きがしやすくなることが多く、長期的には歯周組織の健康に良い影響を与える可能性があります。歯が整列すると清掃性が向上し、咬合バランスが改善することで歯周組織への負担が減ると考えられています。

ただし矯正装置がついている期間は、逆にプラークがたまりやすくなることも知られています。ワイヤー矯正では装置の周囲に細菌が付着しやすく、歯ぐきが腫れやすい状態になることがあります。

そのため矯正治療中は、通常よりも丁寧な歯磨きと定期的なクリーニングが大切になります。矯正治療と歯周管理をしっかり行うことで、歯並びと歯ぐきの両方を健康に保つことができます。

 

 

矯正治療の前に歯周病の検査をおすすめする理由

 

 

大人の方が本格矯正矯正治療を行う場合、歯周病の状態を確認することがとても重要です。

歯周病が進行している状態で歯を動かすと、歯を支える骨がさらに減ってしまう可能性があります。そのため、矯正治療を始める前には歯周ポケットの検査やレントゲン検査を行い、歯周組織の状態を確認します。

もし歯周病や歯肉炎が見つかった場合には、まず歯石除去やブラッシング指導といった基本歯周治療を行い、炎症を落ち着かせてから矯正治療を始めるのがお勧めです。

近年は歯周病治療と矯正治療を組み合わせたアプローチも多く報告されており、適切な管理のもとであれば歯周病患者に対しても矯正治療が可能とされています。

成人矯正では、歯並びだけでなく歯ぐきや骨の健康も含めて総合的に評価することが大切です。

 

↑ 矯正治療前に歯周病のケアは一度、行っておきましょう

 

 

Q&A

 

Q.歯周病があっても矯正治療はできますか

A.軽度から中等度の歯周病であれば、歯周治療を行って炎症が落ち着いた状態で矯正治療を行うことが可能な場合があります。ただし骨吸収が大きい場合には慎重な判断が必要です。

 

Q.矯正治療で歯周病が治ることはありますか

A.矯正治療そのものが歯周病を治す治療ではありません。ただし歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、長期的な歯周病管理がしやすくなる可能性があります。

 

Q.矯正治療中に歯ぐきが腫れることはありますか

A.矯正装置の周囲にプラークが残ると歯肉炎が起こることがあります。ブラッシング指導や定期的なクリーニングによって多くの場合は改善します。

 

 

まとめ

 

 

歯並びと歯周病には一定の関連があると考えられています。歯が重なっている状態では歯磨きが難しくなり、プラークがたまりやすくなるため、歯肉炎や歯周病のリスクが高くなる可能性があります。

矯正治療によって歯並びが整うと清掃性が改善し、結果として歯周病の予防につながることが期待できます。ただし矯正治療を始める前には歯周病の検査を行い、必要であれば歯周治療を先に行うことが重要です。

成人の矯正治療では、見た目の改善だけでなく、将来の歯の健康を守るという視点も大切です。歯並びや歯ぐきの状態が気になる方は、矯正歯科で一度相談してみるとよいと思います。

 

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List of probably useful references

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Ostreicher DS, et al. Orthodontic treatment and periodontal considerations. J Am Dent Assoc. 2008.  

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Proffit WR, Fields HW, Sarver DM. Contemporary Orthodontics.

歯並びは遺伝する?子どもの歯並びと遺伝・生活習慣の関係を解説してみました

 

歯並びは遺伝する?子どもの歯並びと遺伝・生活習慣の関係

 

こんにちは。茨城県石岡市、小美玉市、笠間市、かすみがうら市、土浦市の矯正歯科医院、石岡みらい矯正歯科・院長の丸岡亮です。

日々の診療の際に、お子さんの歯並びについて、保護者の方からよく次のような質問をよくいただきます。

「歯並びは遺伝しますか?」

「私が歯並びが悪かったので、子どももそうなるのでしょうか?」

「受け口は親から遺伝すると聞いたのですが本当ですか?」

こうした疑問をお持ちの方は少なくありません。

まず結論からお伝えすると、歯並びには遺伝の影響があることは確かです。しかし一方で、歯並びは遺伝だけで決まるものではなく生活習慣や成長環境などの影響も受けると考えられています。つまり現在の研究では、歯並びは、「遺伝」と「環境」の両方が関わって決まるというのが一般的な理解となっています。

今回は、子どもの歯並びと遺伝の関係について、矯正歯科の視点からまとめてみましたので、お伝えさせていただきます。

 

歯並びには、全てではないが遺伝の影響もある

 

歯並びを決める要素はいくつかあります。例えば歯の大きさ、顎の骨の大きさ、顎の前後関係、歯列弓の形などです。これらの形態は遺伝の影響を受けることが知られています。

例えば、歯が大きく顎が小さい場合、歯が並びきらずガタガタした歯並び(叢生)になりやすくなります。このような「歯の大きさと顎の大きさのバランス」は、ある程度遺伝的な影響を受けることが分かっています。

また骨格の特徴、特に上下の顎の大きさのバランスは家族の中で似ることがあります。下顎が前に出ている「受け口(下顎前突)」は、遺伝的要素が関与していることが比較的多い歯並びの一つとされています。

ただし、歯並びは遺伝だけで決まるわけではありません。

 

 

歯並びは遺伝と環境の両方で決まる

 

歯並びの研究では、遺伝の影響の程度を調べるために双子研究などが行われています。その結果、歯列弓の形や歯の大きさ、顎骨の形などには遺伝の影響がある一方で、歯並びそのもの、特に叢生の発生には環境要因も大きく関与していることが分かっています。

研究によって数値にはばらつきがありますが、歯並びに関する多くの形態的特徴では、おおよそ40~60%程度が遺伝要因、残りが環境要因による影響と推定されています。

つまり、歯並びに問題が起こるかどうかは、親から受け継いだ骨格的な特徴だけでなく、成長過程の習慣や口の使い方などによっても変わる可能性があります。実際に私の患者さんでも、双子の兄弟ですが、1人は顎が右に曲がっていて、もう1人は左に曲がっている咬み合わせをされている方がいます。顎の使い方や寝る時の姿勢などが関わっているのだろうと考えています。

このように、歯並びについて「遺伝だから仕方ない」と決めつけてしまう必要はありません。

 

↑ 中世ヨーロッパのハプスブルク家は下顎が大きい家系だったようで、多くの肖像画が残っています。遺伝様式の研究にも使われていたようです。

 

 

保護者の方が気にされる「自分のせいでは?」という気持ち

 

 

お子さんの歯並びについて相談を受ける際、保護者の方から「私の歯並びが悪かったので、遺伝してしまったかもしれません」という言葉を聞くことがあります。

しかし、歯並びは単純に親から子へそのまま受け継がれるものではありません。遺伝の影響は確かにありますが、それだけで決まるものではなく、成長過程や生活習慣、顎の発育などさまざまな要因が関わっています。

また、現在の矯正歯科では治療方法もいくつもあり、歯並びや噛み合わせの問題は適切な時期に治療を行うことで改善できることもあります。お父さん、お母さんが「自分のせいで歯並びが悪くなったのではないか」と責任を感じる必要はありません。大切なのは、気になる場合に早めに専門家に相談し、必要に応じて適切な対応を取ることです。かという私も子供の頃、反対咬合でしたが、子供に遺伝していて、適切な時期に矯正治療を開始しています。

 

 

歯並びに影響する生活習慣

 

 

歯並びには環境要因も関わると考えられており、特に成長期には口の使い方や生活習慣が影響することがあります。

 

舌癖

例えば舌の癖(舌癖)はその一つです。舌で前歯を押す癖があると、前歯が前方へ傾いたり、上下の歯が噛み合わない開咬という状態になることがあります。

 

口呼吸

合わせて、口呼吸も歯並びと関連することが指摘されています。口呼吸が続くと舌の位置が低くなり、上顎の成長に影響を与える可能性があります。その結果、歯列が狭くなる、出っ歯になりやすいといった傾向が見られることがあります。

⭐︎関連する記事⭐︎  口呼吸と歯並びについて

 

指しゃぶり

さらに、長期間の指しゃぶりも歯並びに影響する可能性があります。一般的には3~4歳頃までに自然にやめることが多いですが、長く続く場合には注意が必要とされています。

ただし、これらの習慣が必ず歯並びの問題を引き起こすわけではなく、個人差が大きい点にも注意が必要です。

 

 

硬いものを食べると歯並びは良くなる?

 

 

保護者の方からもう一つよく聞かれる質問に、「硬いものを食べさせると歯並びは良くなりますか?」というものがあります。

結論から言うと、硬い食べ物を食べるだけで歯並びが良くなるという明確な科学的根拠はありません。咀嚼と顎の発育の関係については、動物実験では有意な結果が出ていますが、ヒトにおいて「特定の食品を食べれば必ず顎が広がる」という明確な数値的データはなさそうです。

もちろん、よく噛んで食べることは顎の発達にとって良い可能性があると考えられています。現代では食事が柔らかくなったことで顎の発達が小さくなり、歯が並びきらないケースが増えているのではないかという考え方もあります。

この点については研究結果が完全に一致しているわけではなく、今後も研究が続けられている分野です。特定の食品にこだわるよりも、バランスのよい食事を取り、しっかり噛んで食べる習慣を身につけることが大切だと私は考えています。

 

 

子どもの歯並びが気になる場合

 

 

歯並びの問題は、成長の途中で変化することがあります。特に子どもの場合、顎の成長や永久歯の生え方によって状況が変わることも少なくありません。

アメリカの矯正歯科学会では、7歳頃までに一度矯正歯科相談を受けることが推奨されています。この時期であれば、顎の成長や歯の生え変わりの状況を確認することができ、必要に応じて早期の対応が可能になります。

⭐︎関連する記事⭐︎ 小児矯正の相談時期について

 

Q&A

 

Q:歯並びはどちらの親に似ることが多いのでしょうか?

A:歯並びが必ずしも「父親に似る」「母親に似る」と決まっているわけではありません。歯並びは、歯の大きさや顎の大きさ、顎の前後関係など複数の要素によって決まります。これらの特徴はそれぞれ別々に遺伝する可能性があるため、父親の骨格と母親の歯の大きさを受け継ぐといったことも起こります。その結果、親とは異なる歯並びになることも少なくありません。

 

Q:親が叢生(ガタガタの歯並び)だと子どもも必ず叢生になりますか?

A: 必ずしもそうとは限りません。叢生は歯の大きさと顎の大きさのバランスが関係するため、遺伝の影響を受ける可能性はありますが、顎の成長の仕方や生活習慣によっても変化します。例えば顎の発育が十分に進めば、歯がきれいに並ぶスペースが確保されることもあります。そのため、親が叢生であっても子どもが同じ歯並びになるとは限りません。

 

Q:受け口(反対咬合)は遺伝しますか?

A:受け口は歯並びの中でも比較的遺伝の影響が強いと考えられているものの一つです。特に骨格的な下顎前突の場合、家族内で似た特徴が見られることがあります。ただし、すべての受け口が遺伝によるものではありません。歯の生え方や口の癖などによって一時的に反対咬合になるケースもあります。

 

 

まとめ

 

 

歯並びについては「遺伝」という言葉がよく取り上げられますが、実際にはそれだけで決まるものではありません。

歯の大きさや顎の骨格には遺伝の影響が見られることがありますが、歯並びそのものは生活習慣や成長環境の影響も受けます。研究では歯並びの特徴の多くで、遺伝と環境の両方が関与していると考えられています。

そのため、歯並びの問題を「遺伝だから仕方ない」と考える必要はありません。現在の矯正歯科では多くの歯並びの問題を改善することが可能です。

もしお子さんの歯並びが気になる場合は、早めに矯正歯科で相談してみることをおすすめします。

 

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List of probably useful references

Mossey PA. The heritability of malocclusion. Am J Orthod Dentofacial Orthop. 1999.

Hartsfield JK. Genetics and orthodontics. Orthod Craniofac Res. 2017.

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Lin T, et al. Genetic and environmental influences on dental arch form. Eur J Orthod.

初めての矯正相談で不安な方へ|内容・流れ・聞くべきことを解説してみました

 

矯正歯科の初診相談で「何を聞けばいい?」

 

こんにちは。茨城県石岡市、小美玉市、かすみがうら市、笠間市、土浦市の矯正歯科医院、石岡みらい矯正歯科です。

矯正治療を考え始めたとき、まず初診相談(矯正相談)にお越しいただきます。その中で患者さんから、矯正相談では何を聞けばいいの?、どこまで質問していいの?相談の時点で決めないといけないの?という声をよくいただきます。

矯正の初診相談では、現在の歯並びやかみ合わせの状態を確認し、治療方法・期間・費用についての大まかな説明が行われます。「何を聞けばいいのかわからない」と不安に思う方も多いですが、基本的には特別な準備は必要ありません。むしろ大切なのは、「自分の気になっていること」をそのまま伝えることです。

この記事では、初診相談の流れと、安心して受診するためのポイントを分かりやすく解説します。

初めて矯正歯科を受診する場合、何を確認しておくべきか分からないのは自然なことです。そこで今回は、矯正歯科の初診相談で確認しておくと安心な質問についてまとめてみました。ぜひ、最後までお読みいただけますと幸いです。

 

結論:確認しておくべき6つの項目

 

まず結論からお伝えすると、初診相談では次の6つを確認しておくと安心です。

①歯並びの問題点

②治療方法の選択肢

③治療期間の目安

④治療費

⑤通院頻度

⑥生活への影響

この記事では、それぞれについて詳しく解説します。なお、当院の初診相談の流れについては、こちらの記事で詳しく説明していますので、ぜひ、こちらもご参照ください。

 

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矯正歯科の初診相談とは?

 

矯正歯科の初診相談では、一般的に次のような流れで進めていきます。

気になっている症状の確認

→  歯並びやかみ合わせの確認

→  治療の概要説明

→  治療方法の説明

→  費用の説明

なお、この段階では精密検査を行っていないため、お話する内容は確定的なものではありません。そのため、治療期間、抜歯の必要性、治療計画については予想を含めてのお話となります。これは矯正治療の特性によるものであり、曖昧な説明という意味ではありません。

 

初診相談で聞いておきたい6つの質問

 

ここからは、矯正相談の際に確認しておくと安心なポイントを紹介します。

 

私の歯並びはどんな状態ですか?

 

まず最も重要なのは、自分の歯並びの状態を理解することです。歯並びの問題にはいくつかの種類があります。

叢生(歯のガタガタ)

上顎前突(出っ歯)

下顎前突(受け口)

開咬

交叉咬合

空隙歯列(すきっ歯)

同じように見える歯並びでも、原因が異なることがあります。歯の大きさ、顎の大きさ、骨格、かみ合わせなどが関係しています。

初診相談では、次のような質問をしてみると状況が分かりますので、おすすめになります。

(質問例)

私の歯並びの問題点は何ですか?

骨格の問題はありますか?

矯正治療をしない場合どうなりますか?

自分の状態を理解することは、治療の必要性を理解することにもつながります。

 

 

どんな治療方法がありますか?

 

矯正治療にはいくつかの方法があります。代表的なものは、

ワイヤー矯正

白いワイヤー矯正

舌側矯正

マウスピース矯正(インビザラインなど)

それぞれ、適応症例、見た目、治療期間、費用などが異なります。そのため、次のような質問をしてみてください。

(質問例)

私の場合どの治療方法が可能ですか?

おすすめの方法はどれですか?

それぞれのメリット・デメリットは?

矯正治療は「一番良い方法」があるわけではなく、患者さんの状態や希望に合わせて選択する治療です。

 

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インビザライン(マウスピース矯正)について

 

治療期間はどのくらい?

 

矯正治療を検討している方が最も気になるポイントの一つが治療期間です。一般的な目安として

ごく軽度の叢生・出っ歯:1~1.5年

中等度~やや重度の症例:1.5~2.5年

顎変形症や非常に重度の叢生など:2.5~3年程度以上

になることが多いとされています。ただし、歯並びの状態、抜歯の有無、装置の種類、通院状況などによって期間は変わります。

初診相談では次のような質問をしてみてください。

(質問例)

治療期間の目安は?

長くなる可能性はありますか?

就職活動や結婚式に影響しますか?

ライフイベントとの兼ね合いも大切なポイントです。

 

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治療費はいくら?

 

矯正治療は自由診療のため、医院によって費用体系が異なります。初診相談では次の点を確認しておくと安心です。

総額はいくらか

検査費用

調整料

保定装置の費用

分割払いの可否

特に重要なのは、トータルの費用です。

医院によっては、調整料が別、保定装置が別、再診料が別、などのケースもあります。そのため、「最終的に総額いくらになりますか?」と確認しておくと安心です。

 

⭐︎当院の料金について⭐︎

料金表

 

通院頻度はどのくらい?

 

矯正治療では定期的な通院が必要です。一般的には、3~8週間に1回程度の通院が多いとされています。

初診相談では次のような質問がおすすめです。

(質問例)

通院頻度はどのくらいですか?

予約は取りやすいですか?

引っ越しした場合はどうなりますか?

通院のしやすさは、治療を続ける上でとても重要です。

 

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治療中の生活への影響は?

 

矯正装置をつけると、一般的に次のような状況で、生活に変化が出ることがあります。

装置をつけた直後の痛み

食事の制約

発音の変化

歯磨きの難しさ

初診相談では次のような質問もおすすめです。

(質問例)

痛みはどのくらいありますか?

食べてはいけないものは?

スポーツはできますか?

虫歯になりやすくなりますか?

矯正治療は生活にも関わるため、事前に理解しておくことが大切です。

 

 

Q&A

Q.矯正相談ではどれくらい質問していいですか?

A.遠慮する必要はありません。矯正治療は数年にわたる治療になるため、疑問を解消してから治療を始めることが大切です。

 

Q.相談したら必ず治療しないといけませんか?

A.その必要はありません。相談後に一度持ち帰って検討する方も多くいらっしゃいます。

 

Q.複数の矯正歯科で相談してもいいですか?

A.問題ありません。複数の医院で相談することもあります。ただし、精密検査を行わない相談段階では、大まかな説明になる場合がある点は理解しておく必要があります。

 

 

まとめ

 

矯正歯科の初診相談では、次の6つを確認しておくと安心です。

①歯並びの問題

②治療方法

③治療期間

④費用

⑤通院頻度

⑥生活への影響

初診相談は、矯正治療を安心して始めるための大切なステップです。疑問や不安があれば、遠慮せずに質問してみてください。

当院では、矯正治療について丁寧に説明し、患者さんが納得して治療を始められるよう心がけています。矯正治療をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

 

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Tsichlaki A, O’Brien K. Do orthodontic treatments improve oral health? AJODO. 2014.

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学生さんが矯正治療を始めるタイミングは?受験や部活との関係も解説してみます

 

 

学生さんが矯正治療を始めるタイミングは?受験や部活との関係も解説

投稿:2026/03/10   最終更新:2026/06/15

 

 

こんにちは。茨城県石岡市、小美玉市、かすみがうら市、笠間市、土浦市の矯正歯科、石岡みらい矯正歯科です。

矯正治療をはじめてみようと思ってご相談にお越しになる学生さんや保護者の方から、「矯正治療はいつ始めるのが良いですか?」「受験前に始めても大丈夫ですか?」という質問を受けることが多くあります。

歯並びを治したい気持ちはあっても、中学、高校生は学校生活・部活・受験など、学生生活には大きなイベントが多いものです。今回は中学生・高校生が矯正治療を始めるタイミングについて、まとめてみました。ご参考にしていただけますと幸いです。

 

結論:学生の矯正治療は「生活の区切り」を意識して始めると安心

 

まず結論からお伝えします。学生さんが矯正治療を始めるタイミングとしては、

長期休み(夏休み・春休み)

学校生活が落ち着いている時期

など、生活の区切りを意識して始めるのがおすすめです。

矯正治療は日常生活を大きく変えるものではありませんが、最初の頃は少し慣れが必要なことがあります。そのため、受験などの大きなイベントの直前に始めることは、あまりおすすめしない場合があります。

ただし、状況によって最適なタイミングは異なります。以下で詳しく説明します。

 

⭐︎この記事の内容は動画でもご視聴いただけます⭐︎

 

 

 

学生さんの矯正治療で起こること

 

矯正治療を始めると、生活にどのような変化があるのでしょうか。代表的なものを紹介します。

 

見た目の変化

ワイヤー矯正では、歯に装置(ブラケット)をつけます。最近では、白いワイヤー、セラミックブラケット、舌側矯正など、目立ちにくい方法も増えています。

それでも、最初は、「矯正装置をつけていることが気になる」という学生さんは少なくありません。特に思春期の時期は、見た目を気にする方が多い時期でもあります。

一方で、早い段階で治療を始めることで、高校卒業後などを綺麗な歯並びで過ごせるというメリットもあります。

 

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発音への影響

装置の種類によっては、最初の数日~数週間ほど発音が少し変わることがあります。特に、装置が裏にもつく場合や、舌側矯正、マウスピース型矯正装置では、最初は少し話しづらく感じる場合があります。ただし多くの場合は、数日~数週間で慣れることがほとんどです。

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痛みが出ることがある

矯正治療で多くの方が気になるのが痛みです。研究では、矯正装置をつけた後に87~95%の患者が痛みや不快感を経験すると報告されています。 

ただし、痛みの特徴としては、装置をつけた少し後、ワイヤー調整後に起こりやすく、24~48時間程度がピークになることが多いとされています。 その後は数日で落ち着くことが一般的です。つまり、矯正治療は、「ずっと痛い」わけではありません

 

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受験直前に矯正治療を始めるのは?

 

これはよく相談される内容です。基本的には、受験直前の開始はあまりおすすめしない場合があります。理由は以下の通りです。

 

装置に慣れる期間が必要

最初の1~2週間は、装置の違和感、発音の変化、軽い痛みなどがあることがあります。受験直前だと、この変化がストレスになる可能性があります。

 

生活リズムが変わる時期

受験期は、塾、模試、勉強時間の確保など生活リズムが変わる時期です。矯正治療は通常、月1回程度の通院が必要になります。そのため、通院時間を確保できるかも重要です。

 

 

 

 

矯正を始めるなら長期休みがおすすめ

 

学生さんが矯正治療を始めるタイミングとしておすすめなのは、長期休みです。

理由はシンプルで、装置に慣れる時間を取りやすいからです。海外でも学校の休みの期間に矯正を始めることが良いタイミングになることがあると説明されることがあります。 

学校生活に慣れる前に装置にも慣れておくことで、新学期が始まった頃にはほとんど気にならなくなります。

ただし矯正治療は、いきなり始められません。治療開始前に詳しい検査が必要であり、また実際に装置をつける前に準備が必要になることもあります。ほとんどの方は、治療開始までに2、3ヶ月はかかります。そこも含めて、タイミングを考えてみましょう。

 

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部活や勉強と矯正治療は両立できる?

 

結論から言うと、ほとんどの場合、両立は可能です。矯正治療の通院頻度は通常、4~8週間に1回程度です。 つまり、月1回程度の通院、1回30分~60分程度であることが多く、部活や勉強を続けながら治療している学生さんはたくさんいます。

ただし、通院時間が確保できない、遠方で通院が難しいなどの場合は、生活が落ち着いてから治療を始めるという選択もあります。

 

 

 

矯正治療を早く始めるメリット

 

学生のうちに矯正を始めるメリットもあります。

 

顎の成長期を利用

思春期は顎の成長が続いている時期です。この時期に治療を行うことで、顎の成長誘導、歯の移動が比較的スムーズに行える場合があります。治療期間も短くできるとされています。

 

社会人になる頃に治療が終わる

矯正治療は通常、18~36ヶ月程度かかることが多いです。 例えば、高校1年で始めると、大学入学頃・高校卒業頃には治療が終わる可能性があります。忙しくなる社会人、大学生になるまでに終わらせておくというのは、大きなメリットとして考えられています。

 

 

 

Q&A

 

Q:中学生や高校生から矯正を始めても遅くないですか?

A:遅くありません。

実際には、9~14歳頃に矯正治療を始める方が多いと言われています。永久歯が生え揃い、顎の成長も残っているため治療しやすい時期でもあります。

 

Q:部活をしていても矯正できますか?

A:可能です。

ただし、コンタクトスポーツの場合はマウスガードが必要になる場合があります。心配な方は相談してください。

 

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Q:矯正治療はいつ相談すればいいですか?

A:歯並びが気になった時点で一度相談していただくのがおすすめです。

アメリカの矯正歯科学会では、7歳頃までに一度矯正相談を受けることが推奨されています。 ただし、必ずその時期に治療を始める必要があるわけではありませんので、ご安心ください。

 

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まとめ

 

・学生さんが矯正治療を始めるタイミングとしては、長期休みなど生活の区切り、受験など大きなイベントを避けることを意識すると安心です。

・矯正治療は、学校生活、部活、勉強と両立しながら進めることができます。

・一方で、通院が難しい、生活が忙しい場合は、落ち着いてから治療を始めるという選択もあります。

歯並びや治療のタイミングは一人ひとり違います。気になる方は、無理のない治療計画について相談してみてくださいね。

 

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当院では石岡市をはじめ、土浦市・水戸市・つくば市・小美玉市・かすみがうら市・鉾田市・笠間市など、茨城県内のさまざまな地域から患者さまにご来院いただいております。日本矯正歯科学会認定医と日本専門医機構矯正歯科専門医が在籍しています。

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矯正歯科の選び方|通院時間はどのくらい重要?遠方から通う患者さんもいる理由

 

 

通院時間はどのくらい重要?遠方から通う患者さんもいる理由

 

こんにちは。茨城県石岡市の矯正歯科医院、石岡みらい矯正歯科です。

当院には石岡市のほか、小美玉市、かすみがうら市、笠間市、土浦市などから通院されている患者さんがいらっしゃいます。

今回は、矯正治療を検討されている方からご相談の多い「通院にかかる時間」について、当院の考えをまとめてみました。歯科医院を選ぶ際、通院のしやすさはとても大切な要素です。一方で、矯正治療は専門性の高い医療でもあります。

そのため実際には、

通いやすさを重視して近くの医院を選ぶ方

専門性を重視して少し遠くても通院される方

どちらのケースもあります。今回は、矯正歯科を選ぶ際の考え方として「通院時間」という視点から整理してみたいと思います。

 

⭐︎この記事の内容は動画でもご紹介しています⭐︎

 

 

矯正歯科は人生で何度も受ける治療ではありません

 

矯正歯科治療は、虫歯の治療とは異なり、人生で一度経験するかどうかという方が多い治療です。

そのため歯科医院を選ぶ際には、

矯正歯科を専門としているか

認定医・専門医がいるか

症例数が多いか

といった点を重視される方も少なくありません。

最近ではインターネットで情報を調べて「矯正歯科 選び方」「矯正歯科 専門医」「矯正歯科 どこがいい」といったキーワードで医院を比較される方も増えています。

矯正治療は歯並びだけでなく、噛み合わせや顔貌にも関係する医療です。専門性を重視して医院を選ぶという考え方は、ごく自然なことだと思います。

 

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矯正治療は長期間の通院が必要です

 

一方で、矯正治療はある程度の通院期間が必要な治療でもあります。

一般的には、

治療期間:1~3年程度

通院頻度:3~6週間に1回程度

といわれています。

つまり、治療期間中は1年間で8~12回ほど通院することになります。そのため、通院時間、通いやすさ、学校や仕事との両立のしやすさ、といった点も、医院を選ぶうえで重要なポイントになります。

 

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矯正歯科の通院時間の目安

 

実際のところ、どのくらいの距離までなら通院しやすいのか、気になる方も多いと思います。

あくまで一つの目安ですが、一般的には次のように考えられることが多いです。

30分以内:通院の負担が少なく、比較的通いやすい距離といえます。

30分~1時間程度:矯正歯科では、この範囲から通院されている患者さんも多くみられます。

1時間以上:専門性や治療方針を重視して医院を選ぶ場合、このくらいの距離から通院される方もいらっしゃいます。

もちろん、交通手段や生活環境によって感じ方は変わるため、無理なく通えるかどうかを基準に考えることが大切です。

 

↑ インプラントなどの専門性の高い歯科医院は、かなり遠くからでもお越しいただくことがあるようです

(八王子の歯科医院の看板が、茨城県にもあるのには驚きです)

 

 

実際は「近さ」で選ぶ?「専門性」で選ぶ?

 

矯正歯科医院の選び方は、人によってさまざまです。よく見られるパターンとしては、次のようなものがあります。

 

自宅から近い歯科医院

通院のしやすさや、トラブル時にすぐ受診できる安心感から、自宅の近くで探す方も多くいらっしゃいます。

 

学校や職場の近く

社会人の方では仕事帰り、学生の方では学校帰りに通院できる場所を選ぶケースもよくあります。

 

専門性を重視する

最近は、ホームページやSNS、症例紹介などを見て近隣ではない矯正歯科医院を選ぶ方も増えています。

矯正治療は月に何度も通うわけではないため、多少距離があっても通院できると考える方もいるようです。

 

当院でも遠方から通院される患者さんがいます

当院では、石岡市、小美玉市、かすみがうら市、笠間市といった近隣地域から通院される患者さんが多くいらっしゃいます。

そのほかにも、土浦市、水戸市、鉾田市、鹿嶋市、行方市など、少し離れた地域からお越しになる方もいらっしゃいます。中には1時間以上かけて通院されている方もいます。

矯正治療は通院が月1回程度のことが多いため、職場からの帰り道や生活の動線に合っていれば通院できるという方も多いようです。

 

 

 

矯正治療中にトラブルが起きた場合

 

矯正治療中には、ワイヤーが当たる、装置が外れる、痛みが出るといったトラブルが起こることがあります。

その場合は、まず医院に連絡する、応急処置の方法を聞く、必要であれば受診するという流れになることが多いです。装置のトラブルの多くは緊急性が高くない場合もあり、ワックスなどで対応できることもあります。一方、遠方の場合はすぐに来院できないこともあるため、通院距離については事前に考えておくと安心です。

 

 

矯正歯科医院を選ぶときのポイント

 

矯正歯科医院を選ぶときは、次のような点を総合的に考えることが大切だと思います。

通院のしやすさ

医院の専門性

治療方針

説明のわかりやすさ

治療費

「近いから良い」「遠いから良くない」ということではなく、安心して治療を任せられると感じる医院を選ぶことが大切です。

 

 

Q&A

 

Q. 矯正歯科はどのくらいの頻度で通院しますか?

A.多くの場合、3~6週間に1回程度の通院になります。治療内容によって多少変わることがあります。

 

Q. 矯正歯科が遠くても通えますか?

A.月1回程度の通院のため、1時間ほどかけて通院されている患者さんもいらっしゃいます。ただし通院の負担が大きくならないかは、事前に考えておくと安心です。

 

Q. 矯正治療はどのくらいの期間かかりますか?

A.一般的には2~3年程度といわれています。

 

 

まとめ

 

矯正歯科医院を選ぶときには、

通院時間

医院の専門性

治療方針

などを総合的に考えることが大切です。矯正治療は長い期間をかけて行う医療です。そのため、無理なく通えて、安心して相談できる医院を選ぶことが何より大切だと思います。当院でも近隣の市町村だけでなく、遠方から通院されている患者さんもいらっしゃいます。

矯正治療について気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

 

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歯医者の歯型取り(印象採得)が苦手な方へ |気持ち悪くなりやすい理由と対策について

 

歯型取りが苦手な方は少なくありません。対策や別の方法もあります

 

こんにちは。茨城県石岡市、小美玉市、かすみがうら市、笠間市、土浦市の矯正歯科医院、石岡みらい矯正歯科・院長の丸岡です。

矯正歯科治療に関わらず、歯科治療では、歯型をとる(印象採得)を行うことが多くあります。しかし、歯型取りが苦手、気持ち悪くなる、吐きそうになると不快感、不安感を感じる方は少なくありません。かという私もその1人で、特に子供の頃は、矯正治療の歯型取りがとても苦手で、通っていた歯科医院の人たちにはご迷惑をおかけしていたと思います。

実際に歯科医療の研究でも、印象採得では嘔吐反射や不快感を感じる患者さんが一定数いることが知られています。

最近では、従来の方法に加えて口腔内スキャナー(IOS)という方法も登場しています。

この記事では、

・歯科治療で歯型取りが必要な理由

・歯型取りが苦手な方が多い理由

・少し楽に受けるためのコツ

・口腔内スキャナーという選択肢

について解説します。

もし歯型取りが苦手で、治療に対して不安な方は、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。

 

歯科治療で行う「印象採得」とは?

 

歯科治療では、患者さんの歯や歯並びの形を正確に記録するために、印象採得(いんしょうさいとく)=歯型取り、という処置を行うことがあります。例えば次のような装置や処置をする際に必要になります。

・詰め物、被せ物

・マウスピース

・入れ歯

・矯正装置

・スポーツ用マウスガード

この歯型をもとに、石膏模型(歯の模型)やデジタル模型を作成します。模型では

・歯の形

・噛み合わせ

・歯並び

を正確に再現し、治療に活用します。歯科治療ではとても基本的で重要な工程です。

 

歯型取りが苦手な方はとても多いです

 

歯科医院でよく聞くのが「歯型取りが苦手」「吐きそうになってしまいます」というお話です。これは決して珍しいことではありません。

歯科医療の研究でも、従来の印象採得では嘔吐反射や不快感が問題になることがあると報告されています。そのため歯科医師も、できるだけ負担が少なくなるように配慮しながら行っています。

もし苦手な場合は、遠慮なくお伝えください。

 

歯型取りが苦手な理由

 

歯型取りが苦手な理由はいくつかあります。主な原因は次の通りです。

 

嘔吐反射(おうと反射)

歯型取りではトレーと呼ばれる器具を口の奥まで入れるため、舌の奥や喉に触れると吐きそうになる反射が起こることがあります。これは人間の防御反応なので、決して珍しいことではありません。

 

材料が口の中に広がる感覚

アルジネートなどの印象材は、柔らかい材料が口の中に広がります。この感覚が、

・息苦しい

・飲み込めない感じ

・気持ち悪い

と感じる方もいます。

 

鼻呼吸が苦手

印象採得中は基本的に鼻で呼吸する必要があります。鼻づまりなどがあると、息苦しく感じることがあります。

 

歯型取りを少し楽にするコツ

 

歯型取りが苦手な方は、次のような方法が役立つことがあります。

 

鼻呼吸を意識する: 

型取り中は鼻でゆっくり深く呼吸をしましょう。

上体を少し起こす: 

完全に寝た状態よりも、少し椅子を起こした方が、材料が喉に流れにくくなります。

注意を逸らす:

足を少し上げたり、指を組んで力を入れたりして、意識を口以外に向けると嘔吐反射が和らぐことがあります。

顎を引く: 

顎を軽く引くと、喉の奥が閉じやすくなり、不快感が軽減されます。

 

事前に相談する:

「歯型取りが苦手です」と事前に伝えていただくと、

・小さいトレーを使用

・素早く行う

・姿勢を調整する

などの対応が可能になる場合があります。ぜひ、担当のスタッフにお伝えしてみてください。

 

口腔内スキャナーという方法

 

最近では口腔内スキャナー(デジタル印象、IOS)という方法もあります。これは小型のカメラのような機械で歯をスキャンして、3Dデータとして歯型を記録する方法です。この方法には次のようなメリットがあります。

・材料を口に入れない

・嘔吐反射が起きにくい

・患者さんの快適性が高い

実際に研究でも、デジタル印象の方が患者の快適性が高い傾向が報告されています。

ただし注意点があります。

現在の日本の保険診療ではすべての治療で使用できるわけではありません。そのため治療内容によっては従来の歯型取りが必要になります。詳しくは歯科医院にご相談ください。

 

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Q&A

 

Q. 歯型取りで本当に吐いてしまうことはありますか?

A.非常にまれですが、可能性はゼロではありません。ただし歯科医師やスタッフは慣れているため、姿勢や方法を調整しながら安全に行います。

 

Q. 歯型取りの時間はどれくらいですか?

A.通常は1~2分程度で固まります。その間だけ頑張っていただく形になります。

 

Q. 口腔内スキャナーはどこでも使えますか?

A.医院によって設備が異なります。

また治療内容によっては従来の印象の方が適している場合もあります。この点については、

まだ完全に統一された基準があるわけではありません。

 

まとめ

 

歯科治療では歯型取り(印象採得)が必要になることがあります。しかし、気持ち悪い、吐きそうになる、苦手という方も少なくありません。

その場合は、鼻呼吸を意識する、姿勢の調整する、事前に相談しておくことなどで楽になることがあります。

また最近では口腔内スキャナー(デジタル印象)という方法も登場しています。

歯型取りが苦手な方は、ぜひ歯科医院で相談してみてください。

 

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矯正治療後のリテーナーはなぜ2年必要?後戻りのリスクと保定管理の重要性

 

矯正装置が外れたら終わり、じゃない?保定観察の重要性について

 

みなさま、こんにちは。茨城県石岡市、小美玉市、かすみがうら市、笠間市、土浦市の矯正歯科クリニックの石岡みらい矯正歯科・院長の丸岡です。

ついに装置が外れる!という瞬間は、矯正治療の中で最も待ち遠しい瞬間かと思います。しかし、装置が外れたその後の管理が、安定した歯並びを維持できるかどうかの分かれ道になります。

今回は、あまり語られることの少ない保定(ほてい)観察の大切さについて、まとめましたので、お伝えできればと思います。

⭐︎こちらの記事の概要は動画でもまとめてございます⭐︎

 

 

お伝えしたいこと(要約)

 

矯正治療で動かした歯は、装置を外した直後が最も不安定です。元の位置に戻ろうとする後戻りを防ぎ、綺麗になった歯並びを定着させる期間が保定期間です。2年間は、リテーナーを正しく使用し、定期検診に通うことが、努力を無駄にしないためにも必要なことになります。

 

なぜ「保定」が必要なの?

 

「ワイヤーが外れたのに、まだ通わなきゃいけないの?」と感じる方も多いかもしれません。数年間にわたる治療、大変だったと思います。毎月の調整にお越しいただくためにスケジューリングをしたり、毎食後の歯磨きの苦労、口内炎などの痛みに耐えた日々……その努力は本当に素晴らしいものです。

装置を外した直後の歯の周りの組織(歯槽骨や歯周組織)は、柔らかい状態にあります。歯を支える組織(歯根膜)はゴムのような弾性があり、約1年~2年をかけて作り替えられ、新しい位置に馴染んでいきます。

↑ 歯と骨の間にある繊維が歯周靭帯、歯根膜と呼ばれるものになります

 

この馴染むまでの間に何もしないと、歯は元のガタガタだった位置に戻ろうとします。これを後戻り(relapse)と呼びます。この歯周組織の作り替えが行われている間、きちんと戻らないように押さえておく必要があります。

後戻りが生じてしまうと、それを戻すために、再度、矯正治療が必要になることがあります。その場合、別途、治療費もかかることがほとんどになります。

私(院長)も過去に矯正治療を行っていましたが、リテーナー装着をさぼってしまったため、後悔しています。患者さんには同じような気持ちを味わって欲しくないので、治療開始前、動的治療終了時に必要性について、十分に説明をさせていただいています。

 

理想的な保定期間は「2年」

 

多くの研究において、保定観察の重要性は強調されています。一般的に、歯周組織がリモデリング(再構築)され、安定するまでに最低でも2年間の十分な管理が理想的とされています。

もちろん、2年を過ぎれば全く動かないわけではありません。加齢や親知らずの影響、舌の癖などによって歯並びは一生変化し続けます。そのため、「最初の2年はしっかり、その後はできるだけ長く(寝る時だけなど)」リテーナーとお付き合いいただくのが、世界的なスタンダードになりつつあります。

 

リテーナーの種類

 

保定期間中、歯を固定するために使う装置が「リテーナー(保定装置)」です。代表的な3つのタイプをご紹介します。

⭐︎概要については、動画でもご覧いただけます⭐︎

 

 

プレートタイプのリテーナー

最もよく使われるものです。取り外し式のもので、耐久性もあります。一方、表側にワイヤーが見えてしまいます。近年は、前歯の部分のみ、透明な素材で作成されたものも多く使われています。

↑ 代表的なプレートタイプリテーナー

 

⭐︎関連する記事⭐︎ 保定装置のつけ忘れを少なくする工夫

 

クリアリテーナー

取り外し式装置で、透明なプラスティックでできているもので、咬む面を含め、全体を覆うものになります。見た目は自然なものですが、やや耐久性が低いのと、紛失しやすい、咬む面を覆うため、咬み合わせにも変化が出てくると考えられています。

 

固定式のワイヤーリテーナー

前歯の裏側に細いワイヤーを貼り付けるイプです。取り外しが不要なため、利便性に優れていますが、接着剤が取れると動いてしまうリスクがあります。また、奥歯は固定できません。汚れがついていると歯石が溜まりやすい欠点もあります。

 

当院では、患者様の元の歯並びや後戻りのリスクに合わせて、これらを組み合わせてご提案していますが、プレートタイプのリテーナーを装着していただく場合がほとんどになります。これらの特徴については、後日、詳しく記載した投稿をさせていただきます。

 

保定に関するQ&A

 

Q. リテーナーをサボってしまい、少しきつくなりました。どうすればいい?

A.まずは早めに歯科医院にご連絡ください。少しの浮きであれば、装着時間を増やすことでリカバリーできる場合があります。無理に押し込むと歯を痛める原因になりますので、調整が必要です。

 

Q. ホワイトニングはいつからできますか?

A. 装置が外れた直後から可能です。クリアリテーナー(マウスピース型)をホワイトニングトレーとして兼用できる場合もありますので、ぜひご相談ください。

 

Q. 保定の通院頻度はどのくらいですか?

A. 最初は3ヶ月に1回、安定してきたら半年に1回程度です。歯並びのチェックだけでなく、クリーニングや虫歯チェックも同時に行いますので、ぜひ、お越しくださいね。

 

まとめ

 

矯正治療の終了は装置が外れた日ではありません。リテーナー生活は少し面倒に感じることもあるかもしれませんが、これまでの頑張りを形に残すために必要不可欠になります。当院ではサポートを十分に行いますので、一緒に頑張っていきましょう。

 

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引越しが決まりました。矯正治療はどうすれば?|転院と治療継続について

 

ライフステージが変わっても大丈夫。矯正を完走しましょう

 

みなさま、こんにちは。茨城県石岡市、小美玉市、かすみがうら市、笠間市、土浦市の矯正歯科医院、石岡みらい矯正歯科・院長の丸岡です。

進学、就職、あるいはパートナーとの同居など、特に10代後半から20代は人生の大きな転機が重なる時期ですね。それと同時に、自分への投資として矯正歯科治療をスタート、あるいは検討される方も非常に多い世代です。そこでよくご質問を受けるのが、矯正治療中に引越しをしなくてはならなくなった場合、どうすればいいの?ということです。

今回は、引越しと矯正治療の両立について、まとめてみましたので、お伝えさせていただきますぜひ、ご参考にしていただけますと幸いです。

 

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【結論】引越しが決まっても治療は継続できます

 

まず一番にお伝えしたいのは、引越しが決まったからといって、せっかく始めた治療を諦める必要はないということです。

引越し先が通える範囲であればそのまま通院を継続し、遠方の場合は転院という手続きをとります。どちらにせよ、スケジュールや費用の調整が必要になるため、引越しが決まった(可能性がある)時点で、すぐに主治医に相談するのがベストな選択になります。

 

遠方へ引越す場合:基本は「転院」を検討

 

引越し先が今のクリニックから、新幹線や飛行機を使うような距離になる場合、無理をして通い続けるのは、お口のトラブル(装置が外れた、痛むなど)が起きた際に対応が遅れるリスクがあります。その場合は、引越し先の近くの歯科医院へ転院するのが一般的です。

 

治療方針が変わる可能性がある

 

矯正治療は、歯科医師により作成した一人ひとりの治療計画に基づいて進められます。治療計画はその先生の考え方や経験に基づいています。そのため、転院先の先生が、今の装置では目標とする咬み合わせにできないと判断した場合、装置を付け直したりなど、治療方針が変わることがあります。

(注)これはこれまでの治療が否定されるわけではありません。あくまでもそれぞれの先生の描くゴールやそこに至るまでの道筋が、教育課程や考え方により異なるためです。

また、装着しているブラケットやワイヤーが転院先のクリニックにない場合があります。その場合は、装置の付け替えが必要になることがあります。

 

 費用の精算

 

一般的に、それまでにかかった治療費を精算し、残りの期間分を返金、あるいは転院先で新たに支払う形になります。どの程度、精算されるのか、追加で費用がかかるのかは、治療の進行状況によりますので、担当医とよく相談をなさってください。

当院では、治療費の支払いは進行状況に応じての分割払いになっていますので、ご安心ください。

転院の際には紹介状(診療情報提供書)を通じて、これまでの治療経過やレントゲン写真、セファロ分析の結果を正確に引き継げるため、患者さんの負担を最小限に抑えることが可能です。

 

月に1回の通院なら、頑張って通うという選択肢もあります

 

矯正治療の調整は通常4~6週間に1回程度です。「片道2時間かかるけれど、今の先生にお願いしたい」と、月に一度の帰省や友達に会うなどの予定と合わせて、遠方から通い続ける患者さんも少なくありません。

特に、治療が仕上げの段階に入っている場合は、転院してゼロから関係を築くよりも、今のクリニックで最後まで完結させる方がスムーズな場合があります。

 

提携している歯科医院があるか確認してみましょう

 

全国展開をしている医療法人などでは、引越し先の地域に同じ法人のクリニックがある場合があります。また、現在の担当医の知り合いの先生が近くにいる場合も連携してくれる可能性があります。合わせて、担当の先生が他のクリニックで非常勤で勤務している場合もあります。当院は、院長が月に数日、関東圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)、静岡県に出張診療をしています。

 

これから始める方へ:引越しの可能性があるなら

 

もし、数年以内に引越すことが分かっている場合は、以下の2つのポイントを検討してみてください。 

 

引越し先で治療を開始する

急ぎでないなら、新生活が落ち着いてから通いやすい場所でスタートするのが最も安心です。

 

全国展開している医療法人を選ぶ

転勤族の方や、数年ごとに拠点が変わりそうな方は、全国に分院がある大手医療法人を選ぶと、転院の手続きや費用の引き継ぎがスムーズな場合があります。しかし、担当する先生は当然変わりますし、医院によって治療方針が変わることはよくあるようです。

 

 

Q & A:よくあるご質問

 

Q. 転院する時、追加で費用はかかりますか?

A.はい、多くの場合は、転院先で検査料や新しいクリニックでの治療費が発生します。トータルの費用は、一箇所で終えるよりも割高になる傾向があることは覚えておきましょう。

 

Q. 装置をつけたまま引越し、しばらく放置しても大丈夫ですか?

A. 放置は一番危険です。装置に無理な力がかかり続け、歯の根が短くなったり(歯根吸収)、虫歯が急激に進行したりするリスクがあります。

 

Q. マウスピース型矯正(インビザラインなど)なら、引越しても大丈夫ですか?

A.マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べて通院頻度を減らせる可能性がありますが、やはり定期的なチェックは不可欠です。また、データの引き継ぎにメーカーを通じた手続きが必要になるため、必ず主治医に相談が必要です。

 

まとめ

矯正治療は、年単位の時間がかかる治療になります。そのため、転居、引越しなどのイベントが起こることはよくあります。

 引越しが決まったら、まずは今の先生にすぐ相談してみましょう。

 通い続けるか、転院するか、メリット・デメリットを比較してみましょう。

 転院の場合は、紹介状を書いてもらいスムーズな引き継ぎをお願いしましょう。

 

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当院では石岡市をはじめ、土浦市・水戸市・つくば市・小美玉市・かすみがうら市・鉾田市・笠間市など、茨城県内のさまざまな地域から患者さまにご来院いただいております。日本矯正歯科学会認定医と日本専門医機構矯正歯科専門医が在籍しています。

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矯正治療すると虫歯になりやすい?治療前に知っておきたい予防について

 

矯正治療で後悔しないために。知っておきたい虫歯リスクと予防について

投稿:2026/2/22   最終更新日:2026/5/30

 

 

こんにちは。茨城県石岡市、小美玉市、かすみがうら市、笠間市、土浦市の矯正歯科医院、石岡みらい矯正歯科・院長の丸岡亮です。

今回は、初診の相談、カウンセリングで多く受ける質問の一つである、「矯正治療と虫歯」についてお話をさせていただきたいと思います。特に10代後半から20代の方は、就職や結婚など大切なライフイベントを控えている時期。美しい歯並びを手に入れる過程で、虫歯を作ってしまうのは非常にもったいないことです。

結論からお伝えしますと、

矯正治療中は、通常よりも虫歯のリスクが格段に高まります。しかし、治療前の適切な処置と、毎日の正しいケア、そして専門的な管理があれば、虫歯を防ぐことは十分に可能です。

これらについて、医学的の視点から、まとめてみましたので、ぜひ、ご参考にしていただけますと幸いです。

 

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矯正をすると虫歯になりやすい?

 

装置をつけたら、食べかすが詰まって虫歯だらけになるかも…

そんな不安を抱えている方は少なくありません。せっかく綺麗になろうと決意したのに、虫歯で歯を削ることになるのは悲しいですよね。

実際、ワイヤー矯正(マルチブラケット装置)を装着すると、お口の中の環境は劇的に変化します。装置の周りは複雑な構造になり、唾液による自浄作用(何もしていなくても自然と汚れが流れていく作用)が働きにくくなるため、プラーク(歯垢)の蓄積が通常の2~3倍になるという報告もあります。

 

矯正治療を始める前:かかりつけ歯科で虫歯チェックを

当院では、矯正治療を始める前に矯正学的検査(精密検査)を行いますが、その際、虫歯がないかの確認も行います。これは、虫歯があると、矯正歯科治療を始めた後に悪い影響があるからです。大きな虫歯がある場合、矯正中に痛みが出たり、被せ物の形が変わったりして、矯正治療の計画(フォースシステム)やシミュレーションが狂ってしまうことがあります。また、矯正装置がつくと、小さな虫歯が一気に進行してしまうリスクがあります。まずは虫歯を完治させてから、万全の状態で矯正をスタートする。これが準備段階として必要なことです。

また、矯正治療を行おうと来院いただく方の中には、しばらく歯科医院に定期検診に通っていないという方も多くいらっしゃます。矯正治療と並行でできる場合もありますが、まずはぜひ、かかりつけ歯科医院にも顔を出して、診てもらいましょう。

↑ かかりつかの先生にまず、チェックしてもらいましょう。矯正治療中も定期検診にはぜひ、通ってください。

 

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矯正治療開始前の検査について【茨城県石岡市の矯正歯科クリニック・石岡みらい矯正歯科】

 

ホワイトスポット(脱灰)について

皆さんにぜひ知っておいてほしいのが、虫歯の一歩手前である、歯の表面が溶けてしまうホワイトスポット(脱灰)です。歯の表面が酸によって溶かされ、白く濁ってしまう現象です。これは一度できると自然には治りにくいものであり、治療が終わった後の歯の見栄えに影響を及ぼします。当院では矯正中のクリーニングをしっかりと行う、ホームケアとしての歯ブラシ指導を行うのと同時にフッ素入りの洗口液(うがい薬)の使用もお勧めしています。

↑ 歯の表面が脱灰し、模様のような色になってしまうことがあります(イメージ)

 

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歯の着色(ステイン)への対策について【茨城県石岡市の矯正歯科医院・石岡みらい矯正歯科】

 

矯正と虫歯の気になるQ&A

 

Q. 矯正中に虫歯が見つかったら、治療は中断するのですか?

A.装置をつけたまま治療可能な場合もありますが、虫歯の場所によっては一度ワイヤーを外す必要があります。そのため、治療期間が延びてしまうこともあります。

 

Q. インビザライン(マウスピース矯正)なら虫歯になりにくいですか?

A.マウスピースは取り外して歯磨きができるため、ワイヤー矯正よりは清潔を保ちやすいです。しかし、飲み物(砂糖を含むもの)を飲んだまま装着し続けると、マウスピースの中に糖分が閉じ込められ、逆に虫歯リスクが爆発的に高まるリスクもあるので注意が必要です。

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インビザラインとは?|石岡市の矯正歯科がわかりやすく解説してみました

Q. どんなケアをプラスすればいいですか?

A.普通の歯ブラシだけでなく、タフトブラシ(山型の小さな筆のようなブラシ)や歯間ブラシ、そして高濃度フッ素配合の歯磨き粉の使用がエビデンスとして強く推奨されています。

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矯正治療中のオーラルケア – 歯と歯の間【茨城県石岡市・石岡みらい矯正歯科】

 

まとめ:美しさと健康的な歯並びを手に入れるために

 

矯正治療の目的は、単に歯を並べることだけではありません。一生、自分の歯で美味しく食べ、自信を持って笑えるような環境を作ることにあると考えています。

これは私の患者としての経験談にもなりますが、矯正期間中に徹底したセルフケアを身につけることは、治療後の長い人生において、歯を失うリスクを減らす最高の財産になります。

私たちと一緒に、虫歯ゼロで理想のスマイルを目指しましょう!

今後、虫歯予防について、詳しく書いた記事も追加していきますので、ぜひ、ご参考にしてください。

 

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当院の初診相談の流れについて【茨城県石岡市の矯正歯科クリニック・石岡みらい矯正歯科】

 

本格矯正治療について 【茨城県石岡市の矯正歯科専門医院・石岡みらい矯正歯科】

 

ワイヤー矯正治療の流れ

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噛み合わせの左右差が気になる方へ:臼歯部交叉咬合と「顎のずれ」

 

奥歯が片側だけ当たる・噛みにくい…臼歯部交叉咬合/鋏状咬合の影響

 

みなさま、こんにちは。茨城県石岡市、小美玉市、かすみがうら市、笠間市、土浦市の矯正歯科医院、石岡みらい矯正歯科です。

矯正治療のご相談をしている中で、意外と多いのが、写真を撮ると顔が左右で違って見える、顎がずれている気がする、咬むと片側だけしか当たらない、といった咬み合わせの左右差に関するお悩みです。

結論から言うと、臼歯部(奥歯)の交叉咬合(こうさこうごう)や鋏状咬合(はさみじょうこうごう)があると、下顎が本来の位置から横に誘導されて、咬み合わせ、顎のずれ(機能的咬合誘導)が起きることがあります。筋肉や顎関節の位置関係から顎の非対称になりやすく、放置のデメリットが出やすいため、早めの評価と治療が有益になることがあります。 

今回はこちらについてまとめてみましたので、お伝えをさえていただきます。

 

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臼歯部がずれている状態とは

 

臼歯部交叉咬合(posterior crossbite)

奥歯で、上の歯の方が下の歯より内側に入って並んでいる状態です。奥歯の噛み合わせが反対、片側だけ反対に咬んでいる、クロスバイトの状態になります。片側だけ(片側性)に起きることも多く、咬むと顎が横にずらされてしまうこともあります。

 

鋏状咬合(scissors bite)

逆に、上の奥歯が外側にかぶさりすぎて、下の奥歯が内側に入り込むような状態です。奥歯がすれ違って咬めない、片側で咬みにくい、奥歯が当たらないなどの訴えにつながります。

 

 

生じる悪影響

 

咬み合わせが誘導されて、下顎が横にずれてしまうことがある

片側性の臼歯部交叉咬合や鋏状咬合では、上下の歯がそのままだと咬みにくいため、口を閉じた瞬間に下顎を横にずらして、咬める位置を探すことがあります(機能的誘導と呼びます)。このずれた位置で咬むことが習慣化すると、筋肉の大きさが左右で非対称になりやすいことが報告されています。 

 

顔面の左右差(下顎の位置・咬筋の大きさ)を引き起こす場合がある

交叉咬合、鋏状咬合がある=顔が歪むことでは必ずしもありませんが、片側性の交叉咬合と下顎の位置的な非対称の関連を示す報告は複数あります。 

 

顎関節(顎関節症)への影響

交叉咬合、鋏状咬合と顎関節症(TMD)の関連が示唆されています。

臼歯部交叉咬合とTMD(顎の痛み、筋肉痛、クリック音など)の関連を扱った文献報告では、関連があるとする報告と、はっきりしないとする報告が混在しています。 ただし、報告の中でも特に、下顎が横に誘導されて正中がずれる、機能的誘導がある症例は、頭痛・顎関節/筋の痛み・クリックと関連しうる、そして治療が推奨されるという整理がされています。 

つまり、

ただの歯の傾きとしての交叉咬合、鋏状咬合:症状がないことも多い

咬むたびに顎がずれる交叉咬合、鋏状咬合(機能的誘導あり):負担が偏りやすく、問題が出やすいことがある

ということです。

一方、この咬み合わせをずらしている行動は、無意識に起きていることもあります。当院では奥歯に交叉咬合、鋏状咬合がある方は、一度、かかりつけ歯科にて診てもらうのをお勧めしております。

 

考えられる治療を行うメリット

 

ずれた咬み合わせを減らし、顎の位置を安定させる可能性

交叉咬合、鋏状咬合を治すと、下顎を横にずらさなくても咬めるようになり、左右差が軽くなることがあります。機能的誘導を治すことで、顆頭(顎関節の骨の頭)の位置や咬合関係が変化することを示した研究もあります。 

 

筋肉の左右差が是正される可能性

小児から思春期の間を対象とした研究ですが、交叉咬合が咀嚼筋機能の左右差と関連する、というレビューがあります。 

 

将来的な歯のトラブル(被せ物の欠け、歯肉退縮、すり減り)の予防に寄与できる可能性

奥歯の当たり方が偏ると、特定の歯だけ強く当たる→詰め物が欠ける、歯がしみる、歯ぐきが下がる…などにつながることがあります。

 

どうやって診断するの?

 

交叉咬合そのものより、顎がずれて噛んでいるかが重要です。

正中(前歯の真ん中)が噛むたびにズレるか

顎を楽にした位置(中心位)と、普段咬む位置(中心咬合位)でズレがあるか

片側だけ早期接触(最初に当たるポイント)があるか

顎関節・歯根・骨幅の評価(画像)

このあたりを、口腔内所見・模型/スキャン・写真・必要な画像で総合判断します。

 

 

治療法の選択肢

 

状態と年齢で変わりますが、代表的な治療方法は以下の通りです。

歯列の幅が狭い:上顎拡大(急速/緩徐、固定式/可撤式など)  

歯の傾きが主因:クロスエラスティック、ワイヤー/アライナーでの歯のコントロール

鋏状咬合:奥歯を起こす/倒すために固定式装置やアンカースクリューを併用

骨格要因が強い・重度:外科的矯正が選択肢になることもあります  

 

Q & A

Q. 奥歯の交叉咬合って、見た目で分かりますか?

A.分かる方もいますが、自分では気づきにくいことが多いです。左右どちらかで噛みにくい、片側でした咬めない、咬むたびに正中がずれている気がするが気づくきっかけになります。

 

Q. 顎関節がカクカク鳴ります。交叉咬合が原因ですか?

A.原因が交叉咬合だけとは限りません。ただ、機能的に顎がずれる交叉咬合は、負担の左右差を作りやすいので、評価する価値があります。 

 

Q. 顔の左右差は矯正で治りますか?

骨格そのものの左右差か、交叉咬合や鋏状咬合による咬み合わせが原因の機能的偏位かで変わります。

 

Q. 何歳までに治すのが良いですか?

A.小児期に生じた場合は、小児期の間に治療を行うことの有効性が示されています。 10代後半~20代でも、症状や機能的誘導があるなら評価・治療を検討します。

⭐︎関連する記事⭐︎ 小児矯正の相談時期について

 

Q. マウスピース矯正(アライナー)でも治せますか?

A.軽~中等度で、歯の傾きが中心なら可能なことがあります。

ただし、鋏状咬合や骨格要因が強いケースは、補助装置(ボタン、ゴム、アンカースクリュー等)や別法が必要になることがあります。

⭐︎関連する記事⭐︎ インビザライン(マウスピース矯正)について

 

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当院の初診相談について

本格矯正治療について

ワイヤー矯正治療の流れについて

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