受験勉強と矯正治療は両立できる?
こんにちは。
茨城県石岡市、小美玉市、かすみがうら市、笠間市、土浦市からも通っていただいている矯正歯科、石岡みらい矯正歯科・院長の丸岡亮です。
高校受験や大学受験は、学生の皆さんにとって人生の大きな節目の一つです。
新しい学校への進学をきっかけに、歯並びをきれいにして、新しい自分になりたい。そう考えて矯正治療の相談にいらっしゃる中学生や高校生の方も少なくありません。
一方で、受験生や保護者の方からは、矯正治療の痛みが受験勉強の妨げにならないか、試験前に装置を調整しても大丈夫なのか、といったご質問をいただくことがあります。受験勉強は長期間にわたって集中力が求められますし、入学試験の当日はできるだけ万全の状態で臨みたいものですよね。
今回は、受験勉強と矯正歯科治療の両立について、治療による痛みや通院の頻度、受験前後の治療スケジュールなど、当院での取り組みも交えながらお伝えしたいと思います。これから矯正治療を始めたい方にも、すでに治療中で受験を控えている方にも、ご参考にしていただけますと幸いです。
はじめに
受験勉強と矯正治療は、基本的には両立することが可能です。
矯正治療では、装置を装着した直後や歯を動かすための調整を行った後に痛みが生じることがあります。しかし、治療が進んで装置に慣れてくると、痛みや違和感が少なくなる方も多くいらっしゃいます。
また、受験本番が近づいてきた場合には、歯を大きく動かす調整を控えたり、装置の確認やクリーニングを中心とした診療に変更したりすることも可能です。
これから治療を始めたい方についても、必ずしもすぐに装置を装着する必要はありません。受験が落ち着いてからスムーズに治療を開始できるように、検査や診断などの準備を先に進めておくこともできます。
大切なのは、受験日程やご本人の希望に合わせて、無理のない治療計画を立てることだと考えています。
矯正治療の痛みは受験勉強に影響する?
矯正治療を検討する際に、特に心配されることの一つが痛みです。
ワイヤー矯正では、ブラケットと呼ばれる装置を歯に装着し、ワイヤーの力を利用して少しずつ歯を動かしていきます。歯が動く際には、歯を支えている歯根膜という組織に力が加わります。その影響によって、歯が浮いたような感覚や、食べ物を噛んだ際の痛みが生じることがあります。一般的には、装置を初めて装着した直後や、治療開始から間もない時期に、比較的強い痛みを感じる方が多い傾向があります。
痛みの程度には個人差がありますが、調整後2~3日程度が特につらく、1週間程度で落ち着いてくる方が多い印象です。
もちろん、すべての方が同じように痛みを感じるわけではありません。ほとんど気にならない方もいれば、食事がしにくいほど痛みを感じる方もいらっしゃいます。また、治療が進んだからといって、痛みがまったくなくなるわけではありません。新しいワイヤーへの交換や歯の移動量が大きい調整を行った際には、再び痛みが生じることがあります。
ただし、多くの患者さんは、治療が進むにつれて装置のある状態に慣れ、日常生活への負担が少なくなっていきます。
当院でも、学校生活や部活動、塾などと矯正治療を両立されている中学生、高校生の患者さんがたくさんいらっしゃいます。そのため、矯正治療をしているからといって、受験勉強に大きな支障が出るとは限りません。
⭐︎関連する記事⭐︎
受験直前は歯を大きく動かす調整を控えることもできます
受験勉強と矯正治療を両立するうえで、特に注意したいのが入学試験の直前です。
高校受験や大学受験では、1月から3月にかけて大切な試験が集中することが多くなります。大学入学共通テストや私立大学の入学試験、国公立大学の二次試験など、短い期間に複数の試験を受ける方もいらっしゃるでしょう。こうした時期に、矯正装置による痛みや違和感が生じることは、できるだけ避けたいものです。
そこで当院では、受験本番が近づいてきた患者さんについては、治療の進行状況を確認しながら、痛みが出やすい調整を控えることがあります。
例えば、通常であれば新しいワイヤーに交換する予定であっても、その時期を少し先に延ばしたり、歯を大きく動かす処置を見送ったりする場合があります。また、試験直前の診療では、矯正装置に問題がないことを確認し、歯のクリーニングを中心に行うこともあります。
もちろん、すべての治療で調整を延期できるわけではありません。装置の状態や治療の進行段階によっては、必要な処置を行わなければならない場合もあります。それでも、試験の日程があらかじめわかっていれば、それに合わせて調整内容を検討することは十分に可能です。
受験生の患者さんには、遠慮せずに試験の予定を教えていただければと思います。

矯正治療の通院は月に1回程度です
受験生にとって、通院に必要な時間も気になるところではないでしょうか。学校や塾、予備校などで毎日忙しく過ごしていると、歯科医院に通う時間を確保することも簡単ではありません。
一般的なワイヤー矯正では、通院頻度はおおむね月に1回程度です。毎週通院する必要はありませんので、塾の予定や模擬試験の日程に合わせて予約を取っていただくことができます。
また、受験直前の忙しい時期には、治療の状況によって、通院間隔を一時的に延ばすこともあります。
ただし、矯正治療中は装置の破損や歯の移動状況を確認する必要があります。何か月も診察を受けずに放置してしまうと、治療が予定どおりに進まなくなったり、思わぬ問題が起こったりする可能性があります。そのため、通院を一時的にお休みしたい場合には、必ず担当医と相談していただくことが大切です。
受験が近づいてきたからといって、矯正治療を中断しなければならないわけではありません。無理なく通院できる方法を、一緒に考えていきましょう。
⭐︎関連する記事⭐︎
受験が終わってから矯正治療を始めるという選択肢
ここまでは、すでに矯正治療を行っている方についてお伝えしてきました。
一方で、これから矯正治療を始めたいと考えている受験生の方もいらっしゃると思います。
受験勉強の真っ最中に、新しく矯正装置を装着することが心配な場合には、受験が終わってから治療を始めることも一つの方法です。特に、初めて矯正装置を装着する時期は、歯の痛みだけでなく、装置の違和感や食事のしにくさを感じることがあります。入学試験の直前に、こうした変化に慣れる必要はないかもしれません。
当院でも、受験が終わるまでは矯正装置をつけず、春休みから本格的な治療を始めるという計画を立てることがあります。
ただし、矯正治療は歯並びや噛み合わせの状態によって、適切な開始時期が異なります。
成長発育や歯の生え変わりの状態によっては、早めの対応が必要な場合もありますので、必ずしも受験終了まで待つことが最善とは限りません。
まずはお口の状態を確認し、いつから治療を始めるのがよいかを相談することをおすすめします。
矯正治療は相談したその日から始まるわけではありません
ここで、これから矯正治療を始めようと考えている方に、知っておいていただきたいことがあります。
矯正歯科治療は、初診相談を受けたその日から、すぐに歯を動かし始めるわけではありません。まずはお口の中を診察し、歯並びや噛み合わせの状態を確認します。その後、レントゲン撮影や口腔内スキャンなどの精密検査を行い、歯や顎の状態を詳しく調べます。検査結果をもとに治療計画を作成し、治療方法や期間、抜歯の必要性などについて説明をさせていただきます。
さらに、抜歯を伴うワイヤー矯正では、実際にブラケットを装着する前に、加強固定と呼ばれる準備を行うことがあります。
加強固定とは、歯を動かす際に必要な固定源を確保するための処置です。奥歯などが意図しない方向へ移動することを防ぎ、計画した歯の移動を行いやすくする目的があります。
使用する装置や準備の方法は患者さんによって異なりますが、こうした工程を経る場合には、本格的なワイヤー矯正が始まるまでに2~3か月程度かかることもあります。
もちろん、すべての患者さんに加強固定が必要なわけではなく、治療方法によっては、もっと早く装置を装着する場合もあります。
つまり、矯正治療を受験終了後に始めたいと考えている場合でも、受験が終わるまで何もしないで待つ必要はありません。先に相談や検査を済ませ、必要な準備を進めておくことで、受験が終わってからスムーズに治療を開始できる場合があります。
ただし、準備のための装置や抜歯にも、痛みや違和感を伴うことがありますので、それらの処置をいつ行うかについても、受験日程を考慮して決めることが大切です。
⭐︎関連する記事⭐︎
受験から逆算して治療計画を考えましょう
例えば、高校3年生の秋に矯正治療を考え始めたとします。
この時期から新しく矯正装置を装着することに不安がある場合には、まず秋から冬にかけて初診相談や精密検査を受け、治療計画を決めておく方法があります。
そして、大学受験が落ち着いた3月から4月頃に、本格的な矯正治療を開始するというスケジュールも考えられます。
一方、中学1年生や高校1年生の段階で矯正治療を始める場合には、受験までに装置に慣れる時間を十分に確保しやすくなります。治療が順調に進めば、受験を迎える頃には、歯並びがある程度整っている可能性もあります。
ただし、矯正治療の期間は歯並びの状態や治療方法によって異なり、一般的な本格矯正治療では年単位の期間が必要となることも少なくありません。そのため、治療を開始する時期だけでなく、治療を終える時期についても考える必要があります。
特に大学進学を機に県外へ引っ越す予定がある方は注意が必要です。進学後に通院が難しくなった場合、治療を継続するために転院が必要になることもあります。
治療の引き継ぎには手続きや追加費用が生じる場合もありますので、進学先や引っ越しの可能性も含めて、あらかじめご相談いただくことをおすすめします。
⭐︎関連する記事⭐︎
受験勉強中も歯磨きとお口のケアを忘れずに
もう一つ、受験生の皆さんに気をつけていただきたいのが、日頃の歯磨きです。
受験勉強が忙しくなってくると、夜遅くまで勉強したり、間食の回数が増えたりすることもあると思います。特にワイヤー矯正中は、ブラケットやワイヤーの周囲に食べ物が残りやすく、歯磨きが不十分になると、むし歯や歯肉炎のリスクが高くなります。
また、試験前の忙しい時期にむし歯や歯ぐきの痛みが生じてしまうと、それこそ受験勉強に影響が出てしまうかもしれません。そのため、矯正治療中は普段から丁寧な歯磨きを心がけ、定期的にお口の状態を確認することが大切です。
受験期間中に矯正装置の調整を控える場合でも、必要に応じてクリーニングや装置の確認を行うことには意味があると考えています。
まとめ
高校受験や大学受験は、これからの進路を決める大切な時期です。
その一方で、新しい学校生活が始まることをきっかけに、歯並びをきれいにしたいと考えることも、ごく自然なことだと思います。
矯正治療には、痛みや違和感、定期的な通院などの負担が伴います。しかし、治療を始める時期や装置の調整内容を工夫することで、受験勉強と両立できる場合が多くあります。
すでに矯正治療を行っている方であれば、試験直前の調整を控えることもできますし、これから治療を始める方であれば、受験が終わってから本格的に治療を進めるための準備をしておくことも可能です。
もちろん、適切な治療計画は患者さんによって異なります。
受験を控えているから矯正治療はできない、あるいは受験が終わるまで相談を待たなければならない、というわけではありません。
当院では、患者さんの歯並びや噛み合わせの状態だけでなく、学校生活や進学予定なども考慮しながら、無理のない治療計画をご提案するようにしています。
受験勉強と矯正治療の両立についてお悩みの方、進学をきっかけに歯並びを整えたいと考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。
大切な受験と、これからの歯並びの健康。その両方を大事にしながら、治療を進めていければと考えています。
⭐︎関連ページ⭐︎
————————————————————————
当院では石岡市をはじめ、土浦市・水戸市・つくば市・小美玉市・かすみがうら市・鉾田市・笠間市など、茨城県内のさまざまな地域から患者さまにご来院いただいております。日本矯正歯科学会認定医と日本専門医機構矯正歯科専門医が在籍しています。
電車・お車ともにアクセスしやすく、県内広域からのご相談も歓迎しております。
石岡みらい矯正歯科 院長:丸岡亮(歯学博士)
茨城県石岡市国府4-5-4
TEL:0299-24-4118
最新情報は 公式Instagram、youtube、TikTok でも発信中!ぜひフォローをお願い致します!




