日本矯正歯科学会に参加してきました
こんにちは。
茨城県石岡市、小美玉市、かすみがうら市、笠間市、土浦市からも通っていただいている矯正歯科、石岡みらい矯正歯科 院長の丸岡亮です。
10月15日は休診日でしたが、一部のスタッフとともに日本矯正歯科学会に参加してきました。
日本矯正歯科学会は、国内の矯正歯科領域で最大規模の学会です。さまざまなテーマの学術発表や企業展示が行われ、最新の知識や技術に触れることができます。また、以前から交流のある先輩、後輩、同僚と再会し、日々の臨床における悩みや気づき、アイデアを共有できる貴重な機会でもあります。今回、特に印象に残った内容をいくつかご紹介します。

マウスピース矯正の学術研究の重要性
まず、マウスピース型矯正装置に関するセッションです。マウスピース矯正では、実際に歯がどのように動くのか、その力学的なメカニズムや解析方法について、まだ十分に解明されていない部分があります。ワイヤー矯正とマウスピース矯正では、見た目には同じように歯並びが改善していても、歯の動き方や力の作用は必ずしも同じではありません。そのため、マウスピース矯正特有の咬み合わせを構築する難しさがあります。
ある先生が「この10秒のシミュレーションを皆さんにお見せするために、数年かかりました」とお話しされていたことが印象的でした。基礎研究の大変さと、日々の臨床を支える学術研究の価値を改めて感じました。
また、抜歯症例における犬歯の傾斜のコントロールや、矯正用アンカースクリューによる反作用のコントロールについても、興味深い発表がありました。当院でもマウスピース矯正にアンカースクリューを併用することがありますが、その有用性を再認識するとともに、必要に応じてワイヤー矯正など他の装置を組み合わせることの重要性を感じました。こちらについては、今後改めて解説したいと思います。
High angleを伴う上顎前突症例の診断のポイント
別のセッションでは、下顎が小さいことによって生じる上顎前突(出っ歯)の治療について、著名な先生方による講演がありました。特に印象的だったのは、矯正治療では単に歯並びや咬み合わせを整えるだけではなく、「いかに顔貌と調和した口元を実現するか」という視点が重要であることです。
そのための診断と、適切な歯の移動を実現するフォースシステム(力学的な治療設計)の重要性について、改めて考える機会となりました。近年、マウスピース矯正ではデジタルセットアップが普及していますが、口腔内の歯の配列だけに目を向けるのではなく、顔貌全体との調和や前歯の位置を十分に考慮する必要があります。今後は、従来の二次元的な顔貌分析に加え、フェイススキャナーなどを活用した三次元的な分析も、さらに発展していくと思います。技術の進歩が、より適切な診断と治療計画につながることを期待しています。
技術の進歩についていくために
企業展示では、新しいプライヤーや専門書を調べたり、購入したりしました。また、今後当院でも取り組んでいきたいと考えている、インハウスアライナー(院内で製作するマウスピース型矯正装置)に関する機器についても、実際に情報を集めることができました。ここ数年、矯正歯科領域における学術研究、治療技術、医療機器の進歩は非常に速いと感じています。こうした変化に取り残されないよう、日々学び続け、診断と治療方法の引き出しを数多く持つ矯正歯科医でありたいと思います。


学会終了後には、横浜市内で開業した東京科学大学(旧東京医科歯科大学)・東京大学病院時代の後輩のクリニックにもお邪魔させていただきました。新しいクリニックは綺麗で先進的。地域とのつながりの中で新しい役割も担いながら、独自の方向性で発展している姿に、大いに刺激を受けました。今回の学会で得た知識や気づきを、明日からの診療に少しずつ還元していきたいと思います。
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当院では石岡市をはじめ、土浦市・水戸市・つくば市・小美玉市・かすみがうら市・鉾田市・笠間市など、茨城県内のさまざまな地域から患者さまにご来院いただいております。日本矯正歯科学会認定医と日本専門医機構矯正歯科専門医が在籍しています。
電車・お車ともにアクセスしやすく、県内広域からのご相談も歓迎しております。
石岡みらい矯正歯科 院長:丸岡亮(歯学博士)
茨城県石岡市国府4-5-4
TEL:0299-24-4118
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