アライナー型矯正装置(インビザライン)
- 透明感があり、装着していても目立たない。
- 食事時や歯磨きの際に取り外し可能なため、食事制限がなく、また、お口の中の衛生状態をより良く維持することが出来る。
- 3Dアニメーションにより、計画された歯の移動を事前に確認することが出来る。
- 通院回数が少なくて済む。(1.5ヶ月~3ヶ月に1回)
- 1日20時間以上つけている必要がある。
- ワイヤー矯正に比べて小回りが利かず、治療期間が延びてしまう場合もある。
- 適応できない症例もある。
透明で取り外し可能な装置
全世界で、既に400万人以上(2017年現在)の治療実績のある治療装置です。
最近では、さまざまなメディアや広告で取り上げられているため、当院に相談に来られる患者さんでも、アライナー型矯正装置(インビザライン)をご希望されてくる方が多くなりました。
食事中は外すことが出来るので、「矯正治療をすると好きなものが食べられないので嫌だ」などの理由で治療を敬遠していた方々にはおススメの治療法です。
アライナー型矯正装置(インビザライン)のメリット
アライナー型矯正装置(インビザライン)のデメリット
アライナー型矯正装置(インビザライン)の注意点
アライナー型矯正装置(インビザライン)の最大の特徴として、「取り外しができる」ということ挙げられます。
一見、非常にメリットの高い特徴のように感じられますが、患者さんご自身で簡単に取り外しができる分、1日の使用時間を守れなかった場合、治療を思うように進めることが出来ない、といったデメリットが生じてしまいます。アライナー型矯正装置(インビザライン)の推奨装着時間は1日20時間。食事の時や歯磨きの時以外は、ずっと装着していただくことになります。
また、アライナー型矯正装置(インビザライン)は最初に治療計画を立てた時点で、治療開始から治療終了までのマウスピースをまとめて作成してしまいます。そのため、都度、型どりをしなくても済む、というメリットもあるのですが、歯の動きが予想していた動きからズレた場合や、治療中に虫歯治療などを行い、歯の形が変わった場合などは、微調整が利きにくいため、もう一度、型どりのやり直しを行わなくてはいけません。
アライナー型矯正装置(インビザライン)は、適応症例に当てはまれば非常にメリットの高い治療方法ではありますが、適応症例を間違えてしまうと、精神的にも身体的にも、非常に大きなダメージを与えてしまう結果になってしまいます。
アライナー型矯正装置(インビザライン)に限ったことではございませんが、ご自身がその治療法を選択した場合に、どのようなデメリットがあるのか、担当の矯正医にしっかりと確認し、納得、信頼が出来ると歯科医院にて治療を受けるようにしましょう。
※インビザライン完成物は医療機器法対象外であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外の場合があります
未承認医薬品(インビザライン)を用いた治療について
1 未承認医薬品であることの明示
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、薬機法上の承認を得ていません。
2 入手経路
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は米国アライン・テクノロジー社の製品であり、アライン・テクノロジー・ジャパン社を介して入手しています。
国内でもマウスピース型矯正装置(インビザライン)に似た装置があり、国内で薬事承認されているものもあります。日本で医療機器としての矯正装置と認められるものは、次の2点を満たしたものです。
・薬事承認されている材料を使用していること
・既製品の場合は、その装置が薬事承認されていること
※日本の国家試験に合格した歯科医師もしくは歯科技工士が製作した矯正装置の場合は、医療機器ではなく「歯科技工物」に該当します。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、世界 100 か国以上の国で提供され、800 万人を超える患者様が治療を受けられている治療方法で、重篤な副作用の報告はありません。
(2020 年 1 月時点)日本においては、薬機法未承認の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※矯正歯科医療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。